感染症情報
新型コロナウイルス関連情報
- 新型コロナウイルス関連通知文(愛医通信等)
感染症情報(会員専用ページ)
※ 本ページにおける令和5年5月7日(日)以前のアーカイブ情報はこちら
新型コロナウイルス感染症の5類感染症への移行に伴う愛知県の対応方針について
令和5年5月8日(月)以降の愛知県における対応方針につきましては、下記の愛知県ホームページに掲載されています。
新型コロナウイルス感染症の 5 類感染症への移行に伴う愛知県の対応方針について(愛知県ホームページ)
風しん関連情報
風しんの追加的対策に係る対応の様式について
医療機関・健診機関向け情報ホームページ(厚労省)
風しんについて
風しんは潜伏期間が2~3週間(平均16~18日)で、発熱、首のリンパ節の腫れ、全身性の発疹の症状を呈するウイルス疾患です。麻しんに比べると感染力や症状が比較的軽い病気ですが、まれに脳炎などの合併症が起きることがあります。
また、妊娠初期の妊婦さんが風しんウイルスに感染すると、胎児が風しんウイルスに感染し、難聴、心疾患、白内障、精神運動発達遅延等の先天性風しん症候群(CRS)児が出生する確率が高いことが知られています。
発熱や発しんを呈する患者が受診した場合
1 風しんにかかっている可能性を念頭に置き、最近の海外渡航歴及び国内旅行歴を聴取し、風しんの罹患歴及び予防接種歴を確認するなど、風しんを意識した診療を行う。
2 特に30代から50代の男性のうち、明らかに風しんにかかったことがある、風しんの予防接種を受けたことがある又は風しんに対する抗体が陽性であると確認ができている者を除いた者に対して、任意で風しんの予防接種を受けることについて、検討いただくよう伝える。
3 妊婦への感染を防止するため、特に
① 妊婦の夫、子ども及びその他の同居家族
② 10代後半から40代の女性(特に妊娠希望者又は妊娠する可能性の高い者) のうち、明らかに風しんにかかったことがある、風しんの予防接種を受けたことがある又は風しんに対する抗体が陽性であると確認ができている者を除いた者に対して、任意で風しんの予防接種を受けることについて、検討いただくよう、周知を図ること。
風しん患者の届出
(1) | 定義 風しんウイルスによる急性熱性発疹性疾患である。 |
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(2) | 臨床的特徴 飛沫感染が主たる感染経路であるが、接触感染も起こりえる。 潜伏期は通常2~3週間であり、全身性の小紅斑や紅色丘疹、リンパ節腫脹(全身、特に頚部、後頭部、耳介後部)、発熱を三主徴とする。皮疹は3日程度で消退する。リンパ節腫脹は発疹出現数日前に出現し3~6週間で消退する。発熱は風しん患者の約半数にみられる程度である。カタル症状、眼球結膜の充血を伴うことがあり、成人では関節炎を伴うこともある。風しん患者の多くは軽症であるが、まれに脳炎、血小板減少性紫斑病を合併し入院を要することがある。 妊婦の風しんウイルス感染は、先天性風しん症候群の原因となることがある。 |
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(3) | 届出基準
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(4) | 届出のために必要な要件
届出に必要な臨床症状
届出に必要な病原体診断
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風しんの予防接種について
風しんに対する免疫が不十分な女性が、妊娠20週頃まで風しんウイルスに感染すると、胎児にも感染を起こし、先天性風しん症候群(心疾患、難聴、白内障等の障害)の子どもが生まれることがあります。
先天性風しん症候群の子どもの出生を防ぐためには、妊娠する前に予防接種を受けることが最も有効な予防方法です。
また、妊娠した女性への感染を防止するためには、周囲の方による妊婦に感染させない配慮(予防接種等)が必要となります。
1.定期接種(2回接種)を必ず受けましょう
定期接種対象者 1期:1歳児 2期:小学校入学前の1年間
詳細については、お住まいの市町村へ問合せください。
2.その他の年齢の方
医療機関で抗体検査を受けることで自身の免疫能を調べることができます。
なお、本県では妊娠を予定又は希望する女性で出産経験がない方(風しんの既往歴、ワクチン接種歴、
抗体検査歴のある方を除く。)を対象にした風しん抗体検査事業を実施しておりますので、
最寄りの保健所に御相談ください。また、各自治体独自で抗体検査事業を実施している場合がありますので、地域の窓口にご確認ください。
これまで風しんにかかったことがない方やワクチン未接種の方、抗体検査で十分な免疫がない方で、
特に、次の方は予防接種を検討してください。
・10代後半から40代の女性(特に、妊娠希望者又は妊娠する可能性の高い方)
(※なお、妊娠中の方は予防接種を受けることができません。また、接種後2か月は妊娠を避ける必要
があります。)
・妊婦の夫、子ども及びその他の同居家族
・30代から50代の男性(定期接種が1回接種もしくは未接種の世代)
※任意の予防接種の費用について助成をしている市町村もありますので、詳細については、
お住まいの市町村へ問合わせください。
家庭でできる予防法
予防接種以外の家庭でできる予防法として、次のことに注意していただきますようお願いします。
・帰宅時に手洗いやうがいをしましょう。
・発疹や発熱などの症状が現れたら、早めに受診しましょう。
・受診の際には、マスクを着用する、咳エチケットを守るなど、感染を広げないように注意してください。